変動磁場を用いた小松菜の溶液栽培
1)はじめに
小松菜に変動磁場を印加し発芽と生長の影響の実験・調査をおこなう。
磁場の印加はクロスコイル法で、昼間10時間作動とLED照明は、11時間/1日とする。 ただし発芽までは、LED照明はOFFとする。
2)実験方法
① 下記のような11×4のトレイに小松菜を播種し発芽と第4葉までの生育状況を観察する。(約20日間の観察)
② 標準区と試験区の2個の溶液栽培器で試験区のタ-ゲット物質は、水とした変動磁場下で実験をおこなう。
③ 標準、試験区間のLED照度は、約10KLuxで差異は0.4%以下での実験となる。
水耕栽培器 播種後 収獲調査前 根の観察
(標準区と試験区) (11×4) (収獲調査前)
3)実験結果
A) 発芽調査の結果
小松菜が各区で発芽までかかった平均時間(参考値)
標準区 :31.7時間
試験区 :40.0時間
B) 標準区と試験区の比較
C) 植物体の各種パラメータ
Table-1 各区の小松菜のパラメータ
4)まとめ
1、 ターゲット物質、水での変動磁場は、小松菜の発芽と第4葉までの生育は抑制される。(Table-1参照)
2、 試験区は要水量が約6%高いくなり効率の悪い、つまり生育が抑制されているとことがわかる。
そのためより多くの水が必要となっている。(Table-1参照)
3、 発芽期と第4葉までの初期の生育は、種子の大きさが影響を与えていると考えられる。